転生章 春の剣聖
・・・ああ、死んだとか思ってるとルティ達が生きていた。良かったー。
どうやら世界に異変が起きているみたい・・・少しずつ壊死してる感じ?
さすがのティオンも一瞬で世界を壊す事は無理か。そうか、良かった・・・猶予はあるんだ。
ティオンが世界を滅ぼす理由・・・。
・・・一言で言うなら痴情のもつれでしょうか(間違っちゃいないが
ティオンをどうにかしなきゃならなくなりましたが・・・どうしよう。居場所がわかんないよ。
・・・とか思ってると、ティオンが場所を勝手に教えてくれます。・・・罠ですね。
いるのは・・・約束の地かー。なかなかのロケーションじゃないか。
しかし、約束の地と聞くと、エアリスしか思いつかないのは私だけだろうか(オイ
んで、この約束の地の向こうにティオンはいる。出入りできれば、後は自由。
・・・そうか、知っていれば仮面の人や某戦闘員と戦わなかったんだけどにゃー(頑張って倒した
そして、約束の地・・・。不思議な場所ですねー。
どうもこの世界の魂の循環を司るのがここらしい。
・・・ん?ルティはここに覚えがあるとか。
何と、ここはヴァイスが閉じ込められていた場所らしい。
そこでなら全力で戦える。・・・それだけじゃなくて、きっとティオンはヴァイスの力を受け継ごうとしているんじゃないかな。
では、奥へ進みます。心残りはありません!仮面のあの人も、戦闘員も倒した!悔いなどない!!
ルティ「キミを止めに来たよ、ティオン」
そう、ルティの目的は・・・今はそれだけ。
そして、ルティは問います。なぜ自分の居場所を教えたのか・・・。理由は話がしたいから。
言われてみれば、じっくり話す機会はなかったなー。
ルティの理想と信念。それは今を生きる人々の幸せ。世界そのものではなく世界に生きる人々のため。
ミレス先輩と似た言葉。そして、あの時のティオンと同じ言葉。個人の身勝手で世界を壊してはいけない。
それに、ティオンは否定します。・・・弱い人達はどうする、と。その中で実行に移せる人はどれだけいる・・・と。
・・・まあ、傍観者が多い世の中ですよね。
でも、私はあえてこれに異を唱えたい!
世界が危険に陥った。それはわかる。剣を取る人が全て正しいのか。
私はそうは思いません。世界を救おうとしても、一人じゃ何もできません。己の身一つで戦うことが正しいだけじゃない。
例えば鍛冶師。戦う道具を戦う人に提供する人。
例えば宿屋の主人。街を離れられないから、旅人に宿を提供する。
例えば料理人。戦う力なんてこれっぽっちもないけど、空腹をなくす人。
例えば、普通の村人。村から出てはいないけれど、知らないことを誰かに教えて、他の人に情報提供する。
そういう風に世界を救おうとしている人だっているんです。
彼らがいなければ、世界は機能しない。彼らも世界の一部だから。
世界を救う。そりゃ言葉にすれば立派です。でもですね、剣を握る手が始めからない人だっている。
努力しても、天才には敵わない人はいる。実行するだけの心の強さがない人もいる。
ティオンは誰かに何かを託すのが悪みたいに言ってるけど、いけませんか?
自分に力はない。血の涙を流しても、骨肉を削っても届かない。どうしようもない。わからない。気付けない。
それを誰かに押し付ける?
何を上から目線なんですか。弱くて世界を救いたくても、救えない人に謝ってください。
そういう人達の一体何を知っていると言うのか。自分に出来ない事を他人に期待して何が悪いのか。
自分の未来を他者に押し付けるんじゃない。自分が信じた人に、未来を預けてるんです。
そういう人達の助けがあるから、ルティはここまで来れたんだ。
何世界の決定権を賭けるとか言ってるんですか。信念?理想?そんなものはクソくらえです。
ティオンはただ自分のしたいことをやるだけやって、それをさも崇高仕立ててるだけじゃないか。
ルティにだってそうですね。やりたいことをしてるだけ。どっちも悪ではないです。
私が気に入らないのはティオンの言葉の裏に隠れた選民思想。
自分達はまったく揺ぎ無い意思と信念を持ってるから世界を決められる。
・・・何かしら、この神様気取り。全世界の弱者に謝れ。
自分のかっこ悪さを、さも美しい言葉で着飾るのはやめてもらえる?さらに見苦しいから。
ティオンはただ、自分を否定して、彼女を殺した世界が憎いだけでしょうが。お綺麗な言葉で憎悪を隠すのはやめなさい。
・・・っとまあ、グチグチと言いましたが、こんな感じです。
そんな中、ティオンのセリフが突き刺さるなー。
・・・痛みを繰り返す世界かー。でも痛みは必要なんですよ。
痛みを知るから恐怖を知り、優しさを知って、生きることを考える。
過ちを繰り返す。そこから学習しないのは、学習しない事自体に意味があるせいかもしれません。
エデンのクレイムディアの二の舞とかね。
神様と人の間に生まれた子供は世界に災厄を導く。
・・・それでも神様は人間を愛したのは世界より優先したからじゃないのでしょうか。
わかっていても苦しい方を選ぶってのは良くありますよ。
そんな世界が今も生き続けているのは・・・その世界の人々の答えだと思います。
苦しくて、悲しくて、怖くて、痛みに溢れた世界。
でもその世界の上で生きることを諦めないのは、やっぱりその世界の人々の答えだと思います。
痛みに喘ぐ人はただ泣いていて、悲しみを抱えた人はそれを引きずって、負けた人は地面に這いつくばって死ぬ。
残酷で、無慈悲で、広い世界。・・・でも、痛みを知った人は這い上がれる。
フィナだってヴァイスだって、這い上がれたはずです。それを拒絶したのはどうしようもない。
世界どころか、自分にすら素直になれない人間に赤の他人ができることなんて一つもないのです。
だから、私はティオンのやり方を認めないと思います。
・・・プレイヤーがルティみたいに優しくないもので。ごめんね、ティオン☆(オイ
それに・・・もし私がティオンと戦う事になったら・・・どうしても会わせたい人がいるんですよ。
コーネル村の人々とか、それとスピカ。
あんな必死で守れなくてごめん、って謝ってた人達を滅ぼすんだから・・・ティオンはそのこと、わかってるものかと。
自分が異質だの言っても、それを知らない頃は普通に受け入れられたわけでしょ?
大体、もしスピカがやめてーと、目の前に立ちはだかったら、ティオンはスピカを斬る事が出来るんでしょうか。
そこまで覚悟してるんなら、私は何も言いませんけどね。ただ、本当にわかってんのかと思いまして。
悲しいから世界を滅ぼすって言うのは、まあ普通なんですけど。でも過去の自分やら、世話になった人やら、好きなものとか全部ひっくるめて滅ぼすんだから、それくらいの覚悟は欲しいですなー。
でも、何かカッコいい言葉で覚悟を見せるティオン。
ルティは・・・話す言葉が見つからないみたい。
あああ、私の考え全てをティオンにぶつけてやりたいよ!!多分泣くんじゃねえの?(オイ待て
そんなわけで、正真正銘のラストバトルー!
きっと二段階変化するんだろうな・・・一週目は泣きが入りそうだったのを思い出します。
正直、ノーマルティオンを楽に倒せねば、二戦目はキツいです。
二戦目・・・本当の力を解放したティオンの髪の毛が白い!ヴァイスティオンって・・・そのまんま!?
・・・手に持ってる武器は何なのか気になります。ってかティオンの武器って意外に謎にあふれてます。
ヴァイスティオン。ラスボスだけあって、わたくし必死です。
必死に・・・ここまで必死に盗んだ相手はなかなかいないぜ!(そっち!?
いやー、さすが一割だけあってなかなか盗めません。ラズさん、メインアタッカーなのに(苦笑
そして盗みが成就してしばらく・・・ティオンもルティも剣聖能力の最終領域に入っているらしい。
しかし・・・剣聖は、世界に一人だけ。
ルティか、ティオンか。どちらか一方だけ・・・。
ルティ「剣聖、終閃――」
ティオン「剣聖――終刃」
これで、決まるッ!
ルティ「転生世界臨ッ!!!」
ティオン「無極万象臨ッ!!!」
ばりんっ
何か、壊れた音。
負けたのは・・・・。
ルティ「・・・・・・・・・ぁ」
胸から、血を流すルティ。
うそ、ウソオオオオオッ!?るるる、ルティが、負けたですとー!!?
ティオン「・・・終わりだ」
・・・ダメだティオン!それを言って終わった試しがないんだ!!(何というメタ発言
それにしても・・・何かデジャ・ビュ。こんな光景が前にもあったような。主に覇王の聖殿とかで。
剣が折れた。戦う力はなくて。
???「まだ終わりじゃないよ、ルティ」
好きです結婚してください(何をいきなり!!
・・・失礼しました、ちょっと錯乱してました。
・・・だだだだだ、だってこのタイミングで、笑顔なんだもの!!
惚れるだろ!!(いい加減にしろと言う言葉は聞こえていません
???「まだ諦めるな、ルティナス。――もう一度だけ、お前の力を信じろ」
っ!こ、この方に名前を呼ばれるの・・・何か久々な気分です。
すっごく・・・立ち上がらなきゃという気分に。王の務めですよね。
???「世界に春を呼び込むお前の軌跡を見せてみろ」
・・・あ。
???「――思い出せ。剣ならば、そこにあるだろう」
いい、いいんですか覇王様!?返せって言っても返しませんよ!?(待てコラ
・・・ってか、今までのティオンVSルティって公平じゃなかったよね。主に武器面とかで。
ティオンはきっとヴァイスの恩恵で最高品質の持ってるんだろうけど・・・ルティは多分エスペランサー?
皆の希望が象徴化した剣・・・だけど、多分ティオンのは剣聖専用装備とかでちょっとランク差が出たのかも。
干渉者が生み出した至高の剣・・・対抗するにはこっちも最強の剣を!
月下美刃!!お借りしますよ覇王様!!
ルティの・・・正真正銘最後の一閃!・・・届いた!!
ティオンは強かった。結局、最後に剣聖になったのはティオンだったみたい。
そういう意味じゃ、やっぱ至高の剣聖なんでしょうね。
でも、ルティは皆の力を・・・文字通り上乗せしたんですね。剣聖の力もそもそも奪われたの奪い返したけど、ティオンも使ってたって事は・・・半分半分かなー?
それを踏まえて計算すると、多分こう?
ティオン:10=剣聖の力、干渉者の力
ルティ:5=剣聖の力
・・・干渉者の力はやっぱ強いよねー。こりゃ勝てんわ。
ルティは干渉者の才能はあるけど、ヴァイスほどじゃないのでは?
つか、今思ったのだがルティは実質ティオンとヴァイスの二人相手に戦ってるんじゃないのかな。
無理だ、いくらなんでも勝てんわ。
でも、そこにさらに上乗せすれば話は別なんですね。単純な足し算です。
・・・勝敗は今度こそ決した。・・・この勝利を、誇りに。
・・・とここで地震。どうやらティオンが死んだせいで白の空間も崩れるみたい。
ルティはここでティオンと別れの挨拶をするみたい。・・・仲間は先に脱出、かー。お約束ですね。
勝敗を決したのは、ルティが強かったから。・・・いや、違いますな。
単純な数の暴力ですよ。世界を壊そうとする人間より、世界を生かそうとする人間の方が多いんです。
身も蓋もない言い方をすれば、ただそれだけなんでしょう。
その証拠に・・・ティオンの味方は一人もいない。フィナもヴァイスも・・・いなくなった。
勝手に世界から逃げて、責任逃れして・・・実に無責任な。
・・・ってか二人とも、地味にティオンに全ての責任を押し付けてますよね。
好きにすればいいって、勝手にすればいいってのと一緒でしょ。
ティオンのこと、考えてるようで考えてませんよね。特にフィナ。
言いたいことだけ言って消えてしまった。・・・何てはた迷惑な。ついでに間の悪さもありますし。
・・・よし、これからフィナのことを間の悪いダメな女、略してマダオと呼ぼう(無理があるだろ
そう思うと、ティオンもまったく間の悪い男です・・・よし、略して間男と呼ぼう(やめなさい
ティオン「もしも、オレと君が違う出会い方をしていれば・・・オレと君は・・・同じ道を・・・歩めただろうか?」
それは次回で明らかになる(何というメタ発言
ルティのセリフも・・・次回への伏線ですにゃー(にやにや
ルティとティオンの軌跡。実に楽しそうですね、ハイ!
・・・でも、ティオンの軌跡はここで終わり。安らかに・・・そして忘れそうになるけどヴァイスと一緒に静かに眠ってね。
さーって・・・今度こそハッピーエンドだー!!
今度こそエンディング!ルティはルフォードとクリスと一緒。レイチェルはヴァールとらぶらぶ(笑)
クリスは・・・姿は結局お子様モードを維持するみたいですね。
それと・・・ここ、非常に重要だと思います。・・・ラズさんが眼鏡を外しているだと!?(くわっ!!
・・・始めて見た。にやにやしてやる(オイ
レイドはミュウと一緒なんですね。・・・この二人、カップルなのか?
イフはまた引きこもり生活。・・・前は仲間にできなくてゴメンね!!
そして・・・ルティとルフォード・・・ここは、先輩のお墓・・・か?
んで、一月後。・・・そういえば、先輩とカレー食べるって約束してたなー。
レイドさんはカレー知らないんだよなー(そこは覚えてる
ルティは・・・ミレスの墓参り。ルフォードからすると親友二人もなくしたのかー。
・・・ルフォードはヘタレやのう。いい雰囲気なんだから、もっと、ねえ?(何を期待した
おや、仲間が待ってるのか。ついでに近況報告。ラズは相変わらず闇の狩人稼業(?)を。
ミュウは世界中を旅してるみたい。レイドも一緒。まあエンディング見ればそれはわかる。
・・・どうやら、カレーパーティーをするためにみんな集まったみたい。・・・レイドさんは相変わらずカレー知らないのね・・・。
しかし、物事は平穏に進まない!カレーの材料がないですとー!
・・・で話はカレーの材料探しへ。皆で行動するのも悪くないですね!
・・・でも、ヴァールに材料をたかればそれで済むと思ったのは私と貴方の秘密です(オイ
エピローグはこれで終わり・・・。そこで現れる謎の文字・・・ルティ編・・・FIN・・・。
・・・ふふふ、そう!物語は・・・また新たに始まるのです!待っててね、ティオン!!
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